若い時の苦労は買ってでもやめておく?

ネットで「若い時の苦労は買ってでもせよ」の言葉で面白い解釈が書いて有りました。この言葉は、上司が、部下に命令する為の、名言であると。なるほど、嫌なことをやらせるにはいいことわざかもしれません。ついでにこんなことが書いてあるとこもありました。「若い時の苦労は買ってでもやめておけ」。これも納得です。お金を払うだけで苦労が回避できるのであれば楽なものです。さて、辞書には「若い時にする苦労は必ず貴重な経験となって将来役立つものだから、求めてでもするほうがよいということ。 」と記載されています。苦労などしないほうがいいにきまってます。ましてや、苦労を買うだなんて。いかに、嫌な思いをしないで楽に生活するかをを考えるべきだ。と、昔は思っていました。間違った考えとは思いません。もし、一生、嫌な思いをしないで苦難を避けて生活できるのであれば、これに越したことはありませんから。でも問題は、苦難は、向こうから突然やってきて、避けては通れないということです。苦労しているときや、悩んでいるときは、気分は最悪ですが、それを乗越えれたとき、何かが成長しているんだろうと思えれます。同じ苦難がまたやってきたとしても、必ず乗り越えれます。苦労して悩んだ分、心も強くなって、どうすればよいかのノウハウもあるからです。このことわざ、「若い時の経験は買ってでもせよ」にすれば、変な解釈はされなくてすんだかもしれませんが、単純に経験だけより、苦労したほうが身につくから苦労なのかな。と思いました。以前に2世タレントがトラブルを起こして逮捕された事がニュースになっていましたが、コメンテーターはこぞって、苦労が足りない、甘やかされていると意見していました。苦労すればよい人間になれるとは思いませんが、苦労していろいろ考えることが成長する為に必要なことなのだろうと。入社したときと、今を考えてみると、当たり前ですが、仕事はそのときよりできるし、判断もできます。苦手な人も多かったですが、それも少なくなりました。普段の生活でも、苦労や悩みが尽きないですが、それが成長するための糧になるのかな。多少そう思えるようになってきました。お金出してまで、苦労を買おう・・と思うまでは至りませんが・・。