「意志のあるところには道が開ける」ノーベル物理学賞を受賞した物理学者のアインシュタインがノーベル物理学賞を受賞した1年後の大正11年に日本を訪れた際、宿泊した東京の帝国ホテルで日本人のベルボーイにチップの代わりとして手渡したメモで、この直筆のメモが競売にかけられ、日本円で約2億円余りで落札されましたそうです。もう一枚には、ドイツ語で、「落ち着いた謙虚な生活は、絶え間ない不安を伴った成功の追求よりも多くの幸せをもたらす」と記されています。アインシュタインは、このメモを手渡す際にベルボーイに「運がよければ、メモは普通のチップよりも価値が高くなるだろう」と述べたということです。なんてかっこいい話しでしょう。まさか2億になるとはチップどころの値段ではありません。でも、大正11年ですから、チップ代わりにもらった人が2億もらったわけではないのでこれを知ったら悔しがるかもしれません。さて、「意志のあるところには道が開ける」とはなんとも成功した人らしいメモです。まさに道を開いた人ですから。でも意外と思ったのはもう一つのメモ。「落ち着いた謙虚な生活は・・多くの幸せをもたらす。」です。華やかな生活のほうが幸せに思えるのですが、日々の不安のほうがよっぽどストレスだったのでしょうか。地位や名声が有る人、うらやましく見えますが、その裏にはきっと強い意志と、見えないストレスもあるのだろうな。と思いました。ひょっとすると、今の平凡な生活が、もっとも多くの幸せながあるのかも・・。それよりも、アインシュタインのメモがほしいものです。