「短気は損気」という言葉があります。短気を起こすと、結果的に損をするのは自分だということです。私も短気を起こして、後悔したことはたくさんあります。学生のときの話しです。つまらない事から、友人と言い争いになった事があります。やがて怒鳴りあいになり、相手はノートを地面に投げつけて怒りを爆発させ、私も横にあった自販機をグーパンチして怒りを・・が・・、グーパンチした手が猛烈に痛くなり怒りどころでは無くなりました。相手も心配してくれて、一緒に医務室まで行く事に。まさかこんなことで、指の骨を折ってしまうとは・・。昼飯を何にするかだけの話しだったのに・・。
「アンガーマネジメント」、もし、自分の怒りをしっかりコントロールできていれば、こんな失敗はしなくて済んだはずです。ほんの一瞬の間違いで人生が変わってしまう事もあります。毎日の事件のニュースも、怒りがコントロールできれいれば、どれほど回避できた事件も多いことか。
会社のセミナーで「アンガーマネジメント」を受講したときに、怒りは6秒やり過ごせば、収まるから、深呼吸したり、その場を離れたりして、6秒をやり過ごすとよい。という話しがありました。でも、瞬間的な怒りは、防げないように思います。そのときに、深呼吸する時間も、その場を離れる時間も無く、怒りが真っ先に現れてしまうのですから。ただ、日々の小さな「怒り」をコントロールして、「怒らない」ようにすることで、「瞬間的な怒り」の頻度を少なくさせ、大きさも小さくできると思うのです。
日々の小さな「怒り」も色々あります。
人と意見が合わなくて「怒り」を感じたとき、人に注意されて「怒り」を感じたとき、相手の立場になって考え直して見ます。立場を変えて考えてみると、違う見方もできるかもしれません。相手の言っている事が正しいと考えて見ます。自分の考えがすべて正しいとは限らないかもしれません。相手の考えに近づいてみることで「怒り」が少し抑止できます。
自分の思い通りにならなくて「怒り」を感じたとき、それは思い通りになら無くても人生に影響はないのではと考えて見ます。もしくは、いっそあきらめて思考から排除してしまいます。
さて、学生のときに戻って・・、友人が昼飯はカレーを食べに行くと言い出します。私は4日連続でカレーなんて付き合わされてたまるか。と言います。友人は、いつも車だすのは俺なんだからといいだし・・。
今思えば、どうでもよい話しです。カレーは美味しいから4日連続も悪くは無い。夜はカレーじゃない物を食べればいいし。車もいつも乗せてってくれるし、いい友人ではないか。たったそう考えればよかっただけで、ギプスを一ヶ月も付ける必要はなかったのですから。