ため息がでない方法を考える

ため息が止まらない、そんな時期がありました。大抵、こんなときは、過去のだめだったこととか、この先の不安なこととかを考えているんです。しかも、無意識のうちに考えて、ため息がでたときに、あっと気がつく。「ため息をつくと幸せが逃げる」なんていわれますが、どっちかというと、「幸せが逃げていく考え方をしているからため息がでる。」が、ちかいような気がします。
ため息が悪いものなのか調べてみると
・緊張を緩和する。
・ストレスを発散する。
・決行が促進される。
・自律神経のバランスが整う。
など、よい効果がかかれているサイトもあります。個人的にはどうもピンときません。ため息をついた後、別にすっきりするわけでもなく、ストレスが発散できたという実感もありませんから。ため息=深呼吸と考えると理解はできるのですが、ちょっと違う気もします。ため息の理由は人それぞれありますが、私の場合一番多いのは「過去の後悔するできごとを思い出す」ことです。これがやっかいなことに、思い出したくて思い出しているではなく、なんとなくぼっとしているときにふっと思い出したりします。なんであの時こうしなかったのか、なんでそうしてしまったのか、そのとき、廻りからどんなふうに思われたんだろう・・。そしてため息のあと、なんとなく落ち込みます。さて、どうやって直そうか・・。
私が気をつけているのは、「過去の後悔するできごと」は思い出さないようすることです。ふっと思い出してしまうのではじめは難しいですが、「過去のこと」を思い出し始めたときに、まず自分で気がつくこと。そして、その「過去のこと」が悪いことだと気がついたら、そのまま、後悔するところまで考える前に、深呼吸を思いっきりして、ほかの事を考えるようにします。そうして、ため息になる前に、思考から「過去の後悔するできごと」を排除します。
それでもため息がでるところまで考えてしまったら、その後に「落ち込み」しないように、「過去の後悔するできごと」は「後悔することはない」、または「後悔したところで意味が無い」と考えてみます。そもそも、「過去の後悔するできごと」など、気にしているのは自分だけで、そのときの当事者たちは今そのことすら思い出してもいないし、気にもしていない。そして、それを後悔したところで、今この瞬間がよくなるわけでもない。なので、後悔する必要もなければ、意味も無い。と考えてみます。少し楽になります。
ただ、このため息、うつ病の初期サインといわれていますので、とまらない場合は要注意です。