1年だけ若返るという映画

時間がるときに時々スマホで映画を見ます。タイトルとか、ただ単に写真のイメージだけで何となく選びます。あえて、レンタルしてまで見ようとも思わないような映画です。今回みた映画は、面接に何度いってもおとされ、就職もできずに、毎日を過ごし、それでいて、周りには就職しているように見栄をはる30歳間じかの男性の話。今の生活に限界を感じているあるとき、見知らぬ若い男性に声をかけられます。実験の被験者になってくださいと。その実験とは、1年間だけ高校生をやり直すこと。しかも、住まいも生活費もすべて面倒をみてくれて、1年後には就職先も斡旋してくれる。記憶はそのままで、体だけ若返るという一粒のくすりを渡されます。主人公は、酒によって薬を飲んでしまいます。1年後には周りの人は主人公の記憶が消えてしまうという、なんとも無理のある設定ですが・・・。さて、主人公はいきなり体だけ若返り、高校生活を送る事になり、初めは戸惑いもあり、それでも、よい仲間にめぐり合え、いわば、青春の一時を過ごします。はじめは何となく1年が過ぎ去れば、と考えていた主人公もやがて、何かを残したいという意識に変わっていき、恋に落ちた後、1年が経過してもとの社会人に戻ってしまいます。社会人に戻った主人公は、やりたいことを見つけて、勉強をして自らの力で就職し就職先で、素敵な人と出会ってハッピーエンドとなります。主人公は1年だけという限定された時間を与えられて、1年後は誰からも忘れ去られてしまう運命です。いってみれば、何をしても忘れ去られてしまうわけですから、無難に何もせずに生きる事も選択肢にはあったはずですが、逆に1年だけであるから、一所懸命何かをしようと考えた事が、1年後の生き方をよい方向に向かわせた訳です。
さて、今の知識をもったまま、もう一度高校生活をやり直せたら?高校といわず、昔の戻ってやり直すとしたら、いったいどんな事を考えて、生活するだろうか。と考えてみました。もっといろいろな事を一生懸命やるだろう。例えば、高校のときは帰宅部だったけど、何か部活をしていれば、もっと違っただろうし、人付き合いが苦手だったから避けてきたけど、それも違ってきただろう。そのときにもっともっと一生懸命であれば、今は何か変わっていたのかも知れない・・。主人公の口癖「時間は大切にしないと。」・・だらだら過ごした若かった自分に言い聞かせてみたいものです・・・。あれ?!何かひっかかる・・。今はどうだろうか・・・。もし、10年後の自分が、今の自分をみていたとしたら、「時間をもっと大切にしろ。」なんて言われるんじゃないだろうか・・。昔の事は客観的にああすればよかった、こうすればよかった、今だったらこうするのになぁ、なんて思う事ができるけど、今現在となると、なかなか考えと行動が伴わないなぁ・・・。日々の生活、一生懸命をもっと意識しないといけないです。