メガネをかけて0.7だった視力が0.4まで悪くなり、その後、視力回復の努力をして0.8まで回復しました。半年くらいの間の出来事です。小学校、中学、高校、その時々も視力回復は試していましたが、良くなることなど一度もありませんでした。社会人になって歳をとったのですからなおさら視力が直るなどとは正直期待はしていませんでした。いったい何が違ったのでしょう。考えてみました。
1.危機感
急激に視力が悪くなったことの危機感がありました。メガネは買い直しをしなければならないのはお金がかかるし、買い換えたとしても、もっと悪くなる可能性もある。そうなれば、またメガネを買い直ししなければならない。今でさえ、そこそこレンズが分厚いのに、さらに厚くなるしお金もかかる。これではたまりません。小学校のときは少しずつ視力がわるくなっていたし、メガネをかければ見えるから、という安心感がありましたが、今や、もう後が無い・・。という感情が、なんとかしなければ、というやる気につながった訳です。
2.目的意識
小学校のときは、「目の体操カード」が配られて、毎日目の体操をすると判子がもらえます。半分は面倒くさいと思いながらも、判子がほしいので毎日続けます。目的は判子ですので、そんなにしっかりやることは意識していません。「目の体操カード」が終われば、やっぱり続きませんでした。高校のときに通信販売でかった視力回復の機械、これは双眼鏡のような形で、覗くと上下左右ランプが点滅して、それを目でおっかけて目の運動をする機械なのですが、これも長くは続きませんでした。毎日覗くことの努力はしましたが、一生懸命が足りませんでした。一ヶ月くらい使って、一向に視力がよくなった感じが無く、覗くことさえ面倒になりやめてしまいました。今回は違います。それは、危機感があり、目的は、判子でもなく、視力回復機械を覗くことでもなく、視力を直す、もしくは悪化を防ぐ事なのです。
3.自分にあった無理の無い方法を探す
やり方は人それぞれ好みもあれば好き嫌いもあるでしょうが、私の場合はスマホをつかうことにしました。大抵は身近においてあるので、一番使いやすい道具です。フリーソフトで、目の体操ソフト、これはマークが移動してそれを目で追いかるソフトです。次に立体視ソフト、これは、ごちゃごちゃの画像が表示されるのですが、視点をずらしてみると立体の画像に見えてくるソフトです。両方やっても5分くらいで終わります。朝起きた後、寝る前に行うことにしました。仕事中や電車の中ではやりにくいし、布団の中ならたった5分、まったく無理がないと思ったからです。
4.とにかく続ける
これがもっとも難しい事です。小学校、高校と本気で回復努力をしていれば、結果は違ったに違いありません。どうして続かないのか・・・。それは、視力回復の努力をすれば、視力が回復して当たり前だと思っていたことが一つの原因です。だから、視力が回復しないと、やる気が無くなってしまいます。もう一つは危機感の無さです。もしこのまま視力が悪くなってしまったらどうなるのだろうか・・、その最悪のイメージがリアルに想像できていなかったと思います。面倒だな、と思ったときに、これをやめたら悪くなるばかりだ。と考え直します。ぜんぜん効果が無いし、やっても無駄じゃないかな、と思ったとき、もう少し続ければ効果がでてくるかもしれない。と考え直します。
5.そして習慣化する
同じ事を20日間続ける事ができれば、習慣化できる。という話しを聞いたことがあります。習慣化とは、あまり意識しないでも行える事です。歯を磨いたり、顔を洗ったり。習慣化できれば、ストレス無く、自然に物事ができるようになります。これにはまず「とにかく続ける」事ができれば自然にできるようになります。
視力回復、正直半分は諦めていましたが、実際に目がよくなってくるとうれしいものです。少しやる気がでます。しかし、私の良くないところは直ぐに満足してしまうところ・・・。これでいいやっと思ってしまうと、せっかくの習慣も「やらない」習慣に変わりかねませんから、「悪くなったら」という危機感と「もっと良くなるかも」という期待感を忘れずにいたいと思います。