投稿者「sitofu」のアーカイブ

潜在意識を信頼する

潜在意識は、辞書には「自覚されることなく,行動や考え方に影響を与える意識。心の奥深い層にひそんだ意識。」と説明されています。自覚されない程度の意識なんて対して事がないではないか、と思われるかもしれません。自覚できる意識は顕在意識といいますが、顕在意識は1割、残りの潜在意識は9割といわれています。顕在意識は、潜在意識に支配されいていると言っても過言ではありません。今日は気分が落ち込んでいる、なんか朝から落ち着かない、心がもやもやする・・。潜在意識が何かを感じているのが、顕在意識として現れているのです。潜在意識をコントロールできれば、自分の感情、気持ち、行動が自由にコントロールできるかもしれません。ところがこの潜在意識がどのようなものか、まったく分かりません。所詮、顕在意識は1割、潜在意識は9割の「自覚できない」意識なのですから。
さて、話は変わって、テレビでよく見かける催眠術というのがあります。催眠術者が、出演者に「動けなくなれ」といえば、動かなくなり、「鳥になれ」といえば、鳥のまねをします。私は催眠術にかけられた事がないので、いったいどの程度本当なのか、半信半疑ですが、この催眠術こそが、潜在意識をコントロールする技であり、潜在意識の力なのです。
ならば、潜在意識は自由にコントロールできるのでは、と思うのですが、実際にテレビと同じ事をしても催眠術をかけれませんし、かかりません。やはり、潜在意識とは良く分からないものなのです。でも、あきらめる必要はありません。たとえ自由にコントロールはできなくても、顕在意識から潜在意識にいい影響を与えることができれば、顕在意識にもいい反応が現れるからです。顕在意識から潜在意識にいい影響を与える方法は、ただ、潜在意識に言葉を「まるなげ」するだけです。潜在意識は理解することが難しいです。理屈は考えずとにかく潜在意識を信頼することです。寂しい寂しいといっていると、どんどん寂しくなります。潜在意識が寂しいを聞いているからです。ならば、うそでも楽しいといってみます。はじめは言葉だけですが、寂しいといい続けているときよりも、気分は必ずよくなります。いわゆる自己催眠です。
私は通勤電車の中でリラックスした状態を作り、何度も「楽しい」と心の中でつぶやきます。ただ、それだけですが、一日の気分が変わります。心の中でもマイナスな言葉はなるべく使わないように、プラスの言葉を言うように気をつけています。やがて潜在意識がよい影響を顕在意識に返してくれることを信頼して。