幸せ仮想論文

「思念伝搬による量子もつれでの幸福化の実現について」

1. 緒論
2017年代より、「引き寄せの法則」が世間に知れ渡り、多種多様の書籍に取り上げられるようになった。「引き寄せの法則」の根本にあるのは、20世紀に入り本格的に研究が始まった量子力学のハイゼンベルグの不確定性原理が基盤となっている。量子の位置は、観測することで位置が確定する。言い換えれば、観測するまでは、量子はその場所に有る状態と無い状態が混在しており、確率でしかその存在は推測することができない。「観測する」エネルギーにより、位置が固定されるのである。この非実在性(観測するまでは存在しない)は、多次元宇宙論における未来の確定を意味している。この世界はすべて量子から構成され、過去、現在、未来は、多次元による無限の重ね合わせの状態であり、今この瞬間における観測により、未来が1つに確定する(量子における位置の確定である)。本論分では、観測=思念の力により、未来の位置を意識的に確定することで、不本意な未来の回避と、脳内量子の変革によるセロトイン物質(幸福を感じる物質)の増加の実現性を検証することを目的とする。なお、本論文は、ただの作り話であり、想像の産物である事を追記しておく。

2.量子のもつれによる時空思念伝搬の実験
2-1.実験目的
量子のもつれとは、量子が線形重ねあわせの状態であり、かつ、相互の間に量子相関がある場合、相互の量子は同一の振る舞いをする状態を示す。論理的思考実験より、量子は11次元より構成され、量子のもつれの状態である両者の量子は、相対性理論の枠にとらわれることなく、時空を超越した多次元空間の中で影響していることが考えられている。本実験の目的は、時空を超えた思念伝搬を想定した、セロトイン物質のコントロールによる幸福化の実現性について検証を行うものである。

2-2.実験方法
被験者は、超瞑想状態、変性意識状態を作り出す事ができるヨガプロフェッショナル級取得者8名で行う。各被験者は、1ヶ月間、毎日特定の時間帯に超瞑想状態になってもらう。超瞑想状態では、精神状態が極めて安定し、脳波、及び、セロトイン物質は安定した値を示す。各被験者には、実験期間中に1日だけ、変性意識状態になってもらい、次の3点について強く念じてもらう。①今幸せである事を念じる。②実験開始から現在に至る間の過去1日特定した日だけ幸せになるように念じる。③現在から実験終了に至る間の未来1日特定した日だけ幸せになるように念じる。1ヶ月間のセロトイン物質の変化により、思念による影響を考察する。

2-3.実験結果
被験者8名によるセロトイン物質の平均値をプロットしたグラフである。

2-4.考察
実験では、開始後15日目に①今幸せである事を念じる。②過去5日前(つまり実験開始10日後)に幸せになるように念じる。③未来5日後(つまり実験開始から20日後)幸せになるように念じている。グラフでは15日(①の時点)に最大値を示しており、この日を100%として日別の割合をそれぞれで示している。注意すべき点は、10日(②の時点)と20日(③の時点)において、通常より高い値を示している事である。前日差異は概ね5%未満であるが、10日(②の時点)では14%、20日(③の時点)では20%の前日差異があり、明らかな上昇が見受けられ、15日(①の時点)の影響があることが判断できる。20日(③の時点)が、10日(②の時点)より10%値が高い事については、20日(③の時点)には、過去である10日(②の時点)に実験を行っていることを周知しており、その影響が無意識において%増加につながった事が可能性として考えられる。

3.結論
本実験は、1978年にアメリカの物理学者ジョン・ホイーラーが考案した「ホイーラーの遅延選択実験」と、「量子のもつれ」を思念により実証する事を目的とした。「ホイーラーの遅延選択実験」では、量子を観測する上で、未来の測定が過去の測定に影響する事象であり、「量子のもつれ」は、もつれの状態である異なる量子が、距離に関係なく同一の振る舞いをする事象である。本実験においては、思念により、過去、未来に影響したと推測できる。これは、自分自身は過去、未来に渡り、同一の量子で構成されているため、量子のもつれが発生しやすい状態であることが要因としてあげられる。量子は観測した時点でその位置が特定されるが、未来(または過去)を具体的にイメージする事で、未来(または過去)における量子の位置が確率的に増加することが考えられる。本実験において、思念による幸福化は時空を超えた量子のもつれにより実現が可能であると結論付ける。